フェローシッププログラム採択
令和8年度京都工芸繊維大学フェローシッププログラムに採択されました.やっと生活費が手に入りました.
令和8年度京都工芸繊維大学フェローシッププログラムに採択されました.やっと生活費が手に入りました.
オーストリアのTechnical University of LeobenのProf. Wuを訪問しました.
研究室メンバーで「京都嵐山耐熱リレーマラソン42.195」に参加し,完走しました.
大型放射光施設(SPring-8)の見学へ行きました.
グラフィカルアブストラクトが評価され,ICASP7にて受賞しました.
融点付近の固体と液体が共存する環境では,非常に小さな外力で固相のフラグメンテーション(溶断)が生じることが報告されています.固体への外力がきっかけで生じる溶断現象は,凝固溶融,粒界形成,液相流動,固体変形の複数物理の相互作用によって生じ,その複雑さから現象が実際にどのようにして生じているかのメカニズムが解明されていません.我々のグループでは,溶断現象を高精度に再現可能な数値モデルを開発し,シミュレーションにより見えないものを見えるようにすることで,メカニズムを解明する研究を進めています.具体的には,凝固溶融と粒界表現にphase-field法を,液相流動に格子ボルツマン法を,固体変形にmaterial point法を適用しこれらを連成した複数物理モデルの開発を行っています.
溶断を再現するモデル開発で最も重要かつ難しい点は,凝固と変形の両方による固体の形状変化の表現です.我々のグループでは,凝固の計算にPhase-field法を,固体の変形・運動にmaterial point法を適用してその表現を行っています.Material point法は,固体の変形や破壊をフレキシブルに表現可能な粒子法の一種であり,柔軟な固体の変形計算により,凝固と変形の連成を可能としています.
溶断現象は固体と液体の間で生じる,「状態変化を伴う」金属の破壊です.我々が普段最もよく目にするのは,よりシンプルな固体と気体の間で生じる,「状態変化を伴わない」金属の破壊です.このような問題に対しては,phase-field(PF)法による固体と気体の表現と高速フーリエ変換(FFT)による変形計算を組み合わせたPF-FFT crackモデルを適用し,大規模な き裂進展計算を進めています.
小林 玄征
京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科(M2)
出身: 富山県氷見市
研究キーワード
計算力学,凝固,変形,溶断
Phase-field法,粒子法(MPM),有限要素法,FFT,格子ボルツマン法
所属研究室: 数値材料デザイン研究室
Email: kobayashi.kit.cmd@gmail.com